写真/三和銀行 創立当時の営業場
※出典:サンワのあゆみ
1933年(昭和8年)、三十四銀行・山口銀行・鴻池銀行の合併により、三和銀行が誕生。
この三銀行は、いずれも明治初期に設立され、大阪を中心とした関西圏に深く長く根付き、商業だけでなく、個人のお客さまにも高い実績があった。
そこには、公共的な立場から幅広い取引層を持ち、国民大衆とともに歩み、ともに発展する銀行、「ピープルズ・バンク」という理念がある。高度経済成長期の重化学工業化や国際化においても、関連の中小企業をも含めた、裾野の広い取引に努めるとともに、「世界の人々のお役に立つ銀行」をめざした国際業務を展開。
またリテール分野において、ネットサービス預金や暮らしのローンサービスなど、当時としては非常に斬新なサービスを開発・提供していた。「あらゆる人々のお役に立つ銀行でありたい」という三菱東京UFJ銀行の姿勢は、ピープルズ・バンクから生まれている。