













































企業の存続にとって、
必須の経営課題である「事業承継」
企業は常に多くの経営課題に直面しています。売上を増やす営業努力や財務体質の強化、商品やサービスの技術力の向上に、人材育成など、その内容は多岐にわたります。一方で「いかに事業を次世代に承継していくか」が近年の大きなテーマとなりつつあります。銀行は、事業承継を進めるにあたり、後継者問題、経営権安定化を踏まえた株主構成の検討を通じ、課題解決のお手伝いをしています。そのなかで、株式上場やM&Aを経営者が決断することもあります。幅広い業種と深くつながる銀行として、業界の将来を見据えながら知恵を絞り、強い決意を持って企業の円滑な承継を図る。私たちの大切な使命です。

経営者とともに、
ビジネスの可能性を拡げていく
高い技術力を有する中小企業の成長が、日本の「モノづくり」の原動力といえます。しかし、中小企業は経営資源が限られており、経営課題を単独で解決していくことが困難なケースもあります。例えば、設備投資を計画している製造業。銀行はお客さまのことを深く理解し、設備投資の青写真、業績見込の検証、資金計画の試算、リスク管理体制、将来の事業承継を見据えた資本戦略の策定など、経営者と一緒に検討を重ねていきます。確かな知識と強い信頼関係をベースとして企業や地域の発展に貢献することも、銀行の重要な役割なのです。

世界中の金融機関とつながり、
貿易取引の礎になる
グローバルにモノが動く世の中で、貿易が経済発展の重要な要素となっています。しかし、遠く離れた国の経済情勢や貿易相手の経営状況をリアルタイムで把握することは難しく、貿易は常にリスクに晒されています。銀行は、輸入信用状(輸入者の代わりに支払を確約)の発行・買取、書類(ドキュメント)のチェック、為替予約、代金の支払・受領手続きなど、企業間の信用の礎となるとともに、スピーディーで確実な資金決済を実現しています。海外の拠点や提携銀行とのグローバルネットワークをフル活用して、企業の海外事業を多面的に支援する。これも銀行の大事な役割です。

プライベートなニーズに
高い専門性と信頼性でお応えする
個人にとって、自分らしい人生を実現していくうえで、どのように資産を形成していくのかは重要な問題です。銀行は、お客さま一人ひとりの状況に応じて、将来へ向けた資産のマネジメントのアドバイスから、資産の次世代への安定的な承継に至るまで、プライベートな課題解決のお手伝いをしています。多岐に亘る商品やグローバルに展開するグループ会社のサービスを活用しながら、お客さまにとって最適な資産ポートフォリオを構築していきます。高い専門性と信頼で、安心して暮らせる社会をつくる。それが明日への活力をつくる銀行の役割です。

貯める・支払う・受け取る・備える・借りる
銀行口座を利用すれば、安全かつ確実にお金の受け取り、支払い、現金での引き出しができます。金融商品を購入して資産を形成したり、保険商品を利用すれば将来の保障を得ることもできます。また、住宅ローンや教育ローン、カードローンなど、豊かな生活を実現するための必要資金を借りることもできます。三菱東京UFJ銀行が保有する口座数は約4000万口座。日本全国に約760店舗の支店を構え、8,300台の銀行ATMに加え、46,000台の提携コンビニATMを用いて、日本全国でお金の引き出しが可能です。更には、VISAデビットを用いて、世界中での即時払いが実現するなど、これからも技術の進歩や人々の生活の変化に合わせ、新しい金融サービスをつくっていきます。

保険機能を有する金融派生商品で
世の中のリスクをコントロール
例えば、テーマパークやスキー場などのレジャー施設は、気温や降水量、降雪量などによって事業収益が変動するリスク(不確実性)を抱えています。また、貿易では外国為替の変動リスク、巨大設備を長期の借入で賄う装置産業では金利上昇リスクがつきものです。銀行はグループの保険代理店や、金融工学をベースとした金融派生商品を使って、さまざまな事業のリスクマネジメントをお手伝いしています。気象条件によって補償が得られる天候デリバティブや、外国為替の交換レートや金利を長期で固定する通貨オプション、金利スワップなどの提供を通して、さまざまなリスクをコントロールし、企業の円滑な事業継続をバックアップしています。