SCROLL

箕浦 直樹

システム本部
システム企画部海外総括Gr
兼 企画Gr
2000年入行

当行のグローバル戦略を支える
ITの実現に関わる醍醐味。

01

決意を持って飛び込んだ金融IT分野

大学・大学院では電気工学を専攻しました。機器を制御する電子デバイスの信頼性を向上させる研究で、仮説を立てて実験・データ分析を通じて検証する繰り返しでしたが、国内外での学会発表も何度か行い、ある程度やり切ったという思いがありました。そのため、就職活動では大学院での専門に捉われず、世の中の多くの人に役立ち、そして今後の可能性が大きな分野にチャレンジしたいと考えていました。当時、インターネットバンキングの利用が拡大し、電子マネーの実証実験が進むといった状況もあり、金融のIT産業化に取り残されることなくデジタル革命を先取りして進めていく必要性が叫ばれていました。自らもITを活用した利便性の高い金融サービスを世の中に提供していきたい、ITで金融をより高度化したいとの思いからシステム部門を志望して入行を決めました。
入行後数年間のうちに幾つものプロジェクトを担当しましたが、中でも印象的だったのは「テレビ窓口※1」から外国送金を行う機能を再構築した案件です。システムのリリース初日にお客さまが実際に使われて無事取引を終えられている光景を目の当たりにした時には、正直ほっとしたと同時に、大きな感動を覚えたことを今でも鮮明に覚えています。

  • ※1
    テレビ窓口:全国の支店のATMコーナー等に設置しているオペレーターとTV画面越しに会話をしながら口座開設などの銀行取引を行うサービス。
02

海外赴任で実現できたこと、味わえた達成感

私にとっての大きな転機の1つは2008年のニューヨークへの赴任でした。学生時代の国際学会での経験等を通じ、グローバルな環境の中で仕事をしたいという思いを入行当初から抱いていましたので、そのチャンスを得られた時は大きな喜びを感じ、気概を持って着任したのを覚えています。
ニューヨーク在任中に担当したプロジェクトのうち最も時間を費やしたのは、バックアップ・データセンター※2の再構築プロジェクトでした。当時、同時多発テロ後の当局規制の高まりもあり、大規模災害等が発生しても金融サービスが継続できるよう、メインセンターより一定距離以上の遠隔地にバックアップシステムの保有を求められていました。私はこの中でプロジェクトマネジメントチームの一員として、現地のプロジェクトリーダーと協働しながらプロジェクト全体を推進すると同時に、新たに開発した米国システムが日本のシステムと正しく連携できるかどうかを検証するために、日米間でコーディネートする担当をしていました。時差・言葉・考え方の違いから困難な状況にも幾度と無く直面しましたが、最終的に当初計画通りのスケジュール・予算でグローバルプロジェクトを完遂できたことは大きな自信になり、現地メンバーとも盛大な打ち上げを実施して成功の喜びを分かち合いました。

  • ※2
    バックアップ・データセンター:大規模災害などの非常事態が発生した場合にも業務が継続できるよう、遠隔地に設置する副のデータセンター。
03

大学院留学を通じて得られた経験

プロジェクトが無事完了してから数ヶ月後、米国のカーネギーメロン大学院に留学し約1年半かけて情報システムマネジメントを勉強する機会を得ました。大学院出願前は、業務と並行してTOEFLやGMATの受験勉強に取り組む日々が続きましたが、留学ではそんな苦労を考えても余りある貴重な経験が得られました。世界各国から精鋭が集うダイバーシティな環境の中、Javaやデータベース、ネットワーク等のIT系科目や、組織論、ネゴシエーション、ストラテジー等のマネジメント系科目を体系的に学べたことも意義あるものでしたが、MBAコースの社会経験豊富なメンバーとチームを作り、クライアントである米国大手ドラッグチェーンに対してポータルサイトの改善提案・評価版提供をするプロジェクトも貴重な経験でした。ユーザーの要件をしっかりと引き出し、それに基づいた組み立てをしていく日常業務でやってきたことを発揮すれば、米国の他業界であろうと満足してもらえるものが実現でき、システム構築に国境は無いことを実体験できました。留学で出会った友人達の多くはシリコンバレーや米国企業のIT部門等で働いており、貴重な財産となっています。留学後はニューヨークに再度赴任し、米国における預金、融資、外為等の基幹業務を扱う新システム導入のプロジェクト推進を担いました。

04

これからの新たなる挑戦

現在は、日本のシステム企画部の海外総括グループにて、ニューヨークやロサンゼルスの拠点にいるMUFGユニオンバンクのシステム部門のメンバーと日々連携しながら、米国におけるIT戦略の策定、プロジェクトの推進を日本サイドからサポートしています。今後は当行の成長戦略を考える上で欠かすことのできない米国ビジネスの伸展を支えるITの実現に向け、中長期に亘る大規模なシステムのレベルアップも計画していきたいと考えています。
Fintechに象徴されるように、金融におけるITの重要性は今後益々高まっていきます。そうした中、グローバルな視点から当行IT戦略を考え、それを形あるシステム・サービスとして実現に導く、これが私のこれからの使命だと思っています。これまでの米国での経験、システム開発経験を最大限に活かし是非実現させたいと考えています。

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