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目黒 考平

システム本部
システム開発運用部
市場証券Gr(取材当時)
2008年入行

世界各国で広がる金融規制強化の動き
17カ国をまたぐ、
銀行全体の規制データガバナンス戦略を具現化せよ。

01

「金融」という大きなフィールドを支えるシステム

大学院では応用光学を専攻し、人間の視覚を研究しました。研究のためのプログラム作成や測定装置設営などを通じてモノづくりに魅力を感じ、何か形に残る仕事をしたいと考えていました。そんな中、銀行にシステムコースという門戸があることを知りました。金融業務とは融資や預金だけではなく、トレードファイナンスや金融工学を駆使した金融商品など、自分の想像を超える大きなフィールドが広がっていること、それらの業務はシステムなくして実現できないということを知り、とても魅力に感じました。銀行員としてシステムに携わるということは、この大きなフィールドにおいて銀行の経営戦略実現のためのシステム開発の是非や、規模、方向性といった銀行全体の仕組みを考え、具現化していくということです。システム開発やモノづくりの域を超えたダイナミックな仕事に魅力を感じ、この道を志望しました。

02

培ってきた経験を活かし、ゼロからシステムを構築する

入行後、金融機関やグローバル企業向けの複雑な金融商品であるデリバティブ取引の管理システムを担当し、プログラム作成やテストの実施などを通じて、いかに金融システムとして品質を高めるか、プロジェクトを管理・推進するのかということを学びました。3年目には小さな機能開発プロジェクトのリーダーを、4年目にはニューヨークなど海外と直接やりとりして進めるプロジェクトを担当し、6年目には海外の銀行との統合プロジェクトにおいて、担当システムの推進リーダーを務めるようになりました。
8年目、現在の部署に着任した私に与えられたミッションが、銀行全体の規制データガバナンス※1のための新規システム開発プロジェクトの推進リーダーでした。
当時、米州をはじめ、欧州、アジアと金融市場の健全性確保のための規制の輪が急速に拡大し、規制を遵守し世界を舞台にビジネスを続けるために、当行としても迅速なシステム対応を迫られていました。そこで、データが複数のシステムや海外拠点に散在しており、銀行全体としてそのデータを統合管理し、営業活動に活用していくような態勢を築くことが大きな課題となっていました。
世界の名だたる海外金融機関と五分に渡り合い、その中で優位性を発揮していくために、しっかりとした規制遵守とデータガバナンスの体制を構築する。そのために、銀行全体の規制情報を統合管理するシステムをゼロから作り上げていくことになりました。

  • ※1
    規制データガバナンス:銀行を取り巻く各国の金融規制に柔軟に対応することを目的とした、規制関連情報(取引情報等)の管理体系のこと。
03

自ら考え、決断する

ゼロからのシステム開発は、まずチーム作りから始まります。システムの将来像を見据え、目的を達成するために必要となる機能とそれを実現する仕組みを考え、その為にどういったスキルを持つメンバーを集めてチームを組成するかを模索します。銀行としてこのシステムにかけるべきコストはいくらなのか、自分の考えを元にチームで議論をします。そのためには、システムの利用ユーザーや部門内の有識者、複数の協力会社といった、多くの関係者と向き合う必要があります。海外も含めた全行的な金融業務の一端を担うシステムを作るために、何を重視するのか。自分自身の決断が銀行の今後数年、数十年の生産性を左右するのです。

04

想いを込めたシステムで”金融業務”を実現する

システム部門の仕事と聞くと、プロジェクトの発注や管理をイメージするかもしれませんが、それは一面でしかありません。自分自身が培った経験を元に開発の方向性を示し、各局面において注意すべきことや実践すべきことをメンバーと共有し、共に創り上げていきます。こうしてシステムに自分の想いが込められ、高いクオリティのシステムが出来上がるのです。
チームで仕事をする以上、当然ながら自分の思い通りに進まないこともあります。時には厳しい局面でメンバーやユーザーと向き合い、決断を迫られることになりますが、また一方で自分だけでは乗り越えられない局面を、メンバーの力を借り、チーム一丸となって乗り越えることもでき、そこにこの仕事の難しさと面白さがあると思います。そうして作り上げたシステムが、世界中のお客さまと向き合い世の中を支える金融業務を形作ります。大きな責任とやりがい、それが銀行のシステム部門の仕事なのです。

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