経済状況
アメリカでは、景気は回復している。先行きについては、回復が続くと見込まれる。ただし、金融緩和の縮小による影響等に留意する必要がある。
(出典:外務省)
日系企業進出の目的・メリット
- ◯世界最大の消費マーケット。
- ◯世界最大の自動車産業。
- ◯世界最大の金融市場。
- ◯世界最大の情報(IT)化社会形成。
- ◯シェールガス採掘が本格化しており、エネルギー産業も盛ん。
- ◯米国・カナダ・メキシコでNAFTA(北米自由貿易協定)を形成。
- ◯IT・バイオ・医療・航空・宇宙関連では世界最先端技術を誇る。
日系企業の進出動向
- ◯自動車産業を中心に裾野の広い日系製造業が進出済。進出済企業の増設・スクラップ&ビルドも多い。
- ◯日系企業のM&A投資が活発(特にバイオ・薬品関連)。
- ◯リーマンショック後、米国国内景気の減速・後退を背景に、同国から中南米諸国への輸出強化を図る企業も多い。
- ◯シェールガス・オイルに関連するエネルギー関連企業や電力コスト等のインフラコストのメリットを享受するため、化学品企業などの新規進出が増加傾向にある。
- ◯米国統括の下、NAFTA圏内(メキシコ・カナダ)及び中南米への進出を検討する企業も多い。
現地における当行のステータス・強み
- ◯邦銀では充実した北米拠点網と大きな業容を有しており、資金調達では、売掛債権の買取・証券化やリースなど多彩な商品を提供。米国では、タックスリースや産業歳入免税債を用いた低利ファイナンスが有効。また、GCMSや小切手回収サービス(ロックボックスサービス)・プーリング等の豊富な決済性商品の提供が可能となっている。
- ◯カリフォルニア州の子会社Union Bank(以下UB)は大手地場銀行で同州内を中心に400超の店舗を持ち、法人・個人向けの総合金融サービスを提供中。同行は信託部門も有し、Escrowアカウントサービスを提供している。
- ◯リテールは原則UBで受付。日本人駐在員の方向け特別プログラム(企業との覚書締結要)あり。
(※2014年6月現在)
上記内容については、信頼できると思われる各種データに基づき作成しておりますが、当行はその正確性・安全性を保証するものではありません。また、上記資料は情報提供のみを目的としたもので、当行の商品・サービスの勧誘やアドバイザリーフィーの受入れ等を目的としたものではありません。
世界最大の金融市場で知られるアメリカ。当行は当地進出以来100年以上の歴史を誇り、ニューヨークをはじめ、アトランタ、ボストン、サンフランシスコなどアメリカ国内の複数の都市に拠点を構えています。カリフォルニア州を中心に400を超える店舗を展開するMUFG Union Bankは当行の子会社の一つです。
近年、アメリカでは技術革新によりシェールガスなどエネルギーの生産拡大が続き、その豊富な産出量を背景にエネルギー価格は下がり、国内製造コストも低下、これまで国外に生産拠点を持っていた製造業にも、国内回帰の動きがみられるようになってきました。
多くの日系企業も進出しており、自動車や自動車関連部品などの製造業のほか、シェールガスを利用した石油化学工業など多種多様。バイオ・薬品関連では、M&Aによるビジネスの拡大も広がっています。アメリカに拠点を置く企業の中には、さらに中南米諸国やNAFTA(北米自由貿易協定)を締結するカナダ・メキシコへの製品の輸出や、進出を狙う企業もあります。
しかし、経済の回復も右肩上がりに進んでばかりではありません。前述のシェールガスについても当初想定の産出量を下方修正するケースも散見され、各企業の業績見通しにも大きな影響を与えています。現実経済ではまだまだ浮き沈みもあり、楽観できる状況ではありません。
当行は、プロジェクトファイナンス、証券化ビジネス、シンジケートローンといった金融スキームの取り扱いで、いずれも全米トップクラスの地位にあります。私もシンジケートローンの業務に携わっていますが、大型の案件を手がける場合でも、日々変動する実体経済に細心の注意を払いながら、お客さまの動向を見極めた案件組成を心がけています。
最後にこちらでの生活についてもご紹介します。週末には、日本にいる家族・友人とスカイプで話をするほか、こちらの友だちと食事をしながら近況報告をし合うなどしリフレッシュしています。また、長期休暇の際には、中南米やヨーロッパへの旅行なども楽しんでいます。