経済状況
- ◯豊富な石油収入を背景に活発な対外投資(特にアブダビ)。同時に石油モノカルチャー経済からの脱却を図っており、製造業やサービス業等産業の多様化に努めている。
- ◯ドバイは商業・運輸のハブとして発展(ジャバルアリー・フリーゾーンには7,100社以上進出。エミレーツ航空は世界の59都市に運航)。
(出典:外務省)
日系企業進出の目的・メリット
- ◯発展が注目される中東・北アフリカ地域および南アジアのほぼ中央に位置するとともに、アフリカ諸国、中央アジアとも時差少なくアクセスが容易。
- ◯中東・アフリカ地域の本部・物流拠点としての進出。
- ◯ドバイは中東最大の物流ハブ。ジュベルアリの港湾に隣接している空港が開業。
- ◯アジア生産拠点から海上輸出でドバイまで製品を運搬。次いでアフリカ・中東アジア各国への航空輸送が可能。
- ◯税制面での優位性、制度上の自由度・透明性の高いフリーゾーン。
日系企業の進出動向
- ◯進出日系企業は350社。
- ◯建設企業の撤退はあったが、中東の物流拠点としての進出は引き続き活発。
現地における当行のステータス・強み
- ◯1956年のベイルート拠点(旧東京銀行)開設以来、中東における邦銀随一の歴史と規模を誇っている。邦銀最大の非日系取引基盤があり、非日系ビジネスに高いノウハウがある。
- ◯現地通貨AED(UAEディルハム)建て取引については提携関係にあるNational Bank of Abu Dhabi(略称NBAD/国営最大手銀行、地場政府・企業情報収集力に強み)を紹介することが可能。
(※2014年6月現在)
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アラブ首長国連邦(U.A.E)の7つある首長国の一つドバイ。当行ドバイ支店は当行中東地区の中核拠点であり、他に中東にはアブダビ支店、バーレーン支店、ドーハ出張所、カイロ駐在員事務所、テヘラン駐在員事務所があります。
ドバイには大規模な貿易港や国際空港があり、また、フラッグキャリアのエミレーツ航空で、世界中の大都市ともつながっています。アジアの生産拠点から海上輸送でドバイまで製品を運び、その後、アフリカ・中東・アジア各国へ空輸することも可能であるため、中東・アフリカ地域における物流・経済の中心地ともいわれています。
1985年には、中東最大の経済特区であるジュベルアリー・フリーゾーン(JAFZ)を設置し、外資100%の出資を認めるなど外国企業の進出を促進。現在、JAFZには世界中から約7,000社が集まり、うち約120社が日系企業です。2000年代にはさらに多くのフリーゾーンが作られ、ますます企業誘致が進められています。
高層ビルやリゾートホテル、ショッピングモールが立ち並ぶドバイですが、2009年のドバイショック以降、経済の陰りが懸念され、建設計画などが見直されたことも。しかし、現在では再び世界中から人々が集まり、観光業を中心に成長を続けています。
当地には、国内の個人消費や、中東・北アフリカへのビジネスの足掛かりとして拠点を構える日系企業が多くあります。当行は、国営最大手銀行のNational Bank of Abu Dhabi(NBAD)と提携し、政府や地場企業の情報も掴みやすい環境にあります。現地でビジネスを行っている日系企業を直接支援する他、進出を検討する日系企業への情報提供から、アドバイス、当地への進出までの全面的なバックアップもおこなっています。
中東は地理的に日本から遠く離れているだけでなく、習慣や文化についての情報も少ないため、当地でのビジネスに不安を感じる日系企業が多くあります。当地に根を張りビジネスを続ける当行は、既に進出している企業のみならず、進出を検討する日系企業からもあらゆる面で頼みの綱にされているといっても過言ではありません。私もこの中東の地で日系企業のビジネス拡大を共に進めるためにも精一杯頑張っていきたいと思います。
最後に現地での生活も簡単に紹介します。暑い日が多いので、普段は家で過ごすほか、プールで泳いだり、涼しいショッピングモールで買い物をしたりすることが多いです。時には家族と一緒に、砂漠の中にあるアウトレットモールに行くこともあります。