日系企業進出の目的・メリット
- ◯豊富な労働力と安価な人件費。技術系の大卒者が多い。
- ◯英語が公用語ゆえ、コミュニケーションが容易。
- ◯日本から4時間の至近距離。アセアン各国とも近い好ロケーション。
- ◯人口94百万人。地域随一の市場。
日系企業の進出動向
- ◯電気・電子部品産業の進出が多く、輸出基地となっている。
- ◯新規進出は多くはないが、PCや携帯電話部品を中心に拡張投資が活発。
- ◯相対的に労賃安く、労働力も豊富ゆえ、労働集約的な業種が当国進出を選好するケースが多い。
- ◯近時はIT・ソフトウェア産業での新規進出が盛ん。
- ◯アセアン第2位の人口を抱え、近時は内需狙いの投資も増加。
現地における当行のステータス・強み
- ◯地場通貨が扱えるフルバンキング・ステータスを保持しており、日系企業の取引基盤厚く、進出企業間の資金決済は店内振替で安全・確実に完結できる。また、資本金送金等、日本-フィリピン間で本支店間送金の同日付け着金が可能となっている。
- ◯フィリピン投資委員会(BOI)およびフィリピン経済区(PEZA)と業務協力協定を締結しており、セミナーの協同開催等、親密な関係にある。
(※2014年6月現在)
上記内容については、信頼できると思われる各種データに基づき作成しておりますが、当行はその正確性・安全性を保証するものではありません。また、上記資料は情報提供のみを目的としたもので、当行の商品・サービスの勧誘やアドバイザリーフィーの受入れ等を目的としたものではありません。
ASEAN第2位の1億人を超える人口を有するフィリピン。労働力が豊富で、英語も堪能、日本からの距離も近いため、近年、労働集約型産業を中心に、注目を集める国です。当行のマニラ支店は1918年の当行の前身である横浜正金銀行マニラ支店開設以来約100年の歴史を誇ります。
フィリピン経済は、1960年代から90年代にかけて長期低迷に陥っていました。近隣諸国に比べ、海外からの製造業への直接投資流入が少ないため、雇用創出が不十分で失業率も高く、それが原因で1,000万人もの人々が海外で働かざるを得ないという構図になっていました。
このように、なかなか経済発展の糸口が見出せなかったフィリピンですが、2010年に就任したアキノ大統領は、汚職の撲滅や財政健全化などの公約を実行に移し、国民の高い支持を得ています。2012年以降の経済成長率はASEAN主要国のなかでもトップクラス。2013年のGDP成長率は7.2%となるなど、経済も好調に推移しています。また、英語力を活かし、海外向けコールセンター事業、オンライン英会話事業などの産業も発達してきました。
2013年には、3大格付機関から「投資適格」となる評価を受けたこともあり、経済面の好調にあわせ、労働集約型産業を中心に、工場の進出先をフィリピンへシフトする動きも活発化してきました。また、日本のODAなど大規模プロジェクトも度々実施されるなど、まさにこれから、フィリピンは経済発展のステージに上がろうとしているところです。
当行は、ODAを通じた大規模プロジェクトへの参画や、日系企業の皆さまの当地での新たな製造拠点設立、そしてその事業基盤確立をサポートすることを通して、フィリピン経済の発展を後押ししています。日々変わりゆく街並みを目の当たりにすると、この国の経済発展を肌で感じるとともに、自分も貢献することができているのだと少し誇らしく思います。
最後に、当地での生活をご紹介したいと思います。平日は自動車での移動が多いので、休日には運動不足解消のため積極的に身体を動かし、趣味のランニングやゴルフでリフレッシュしています。