理系の論理的な思考力を活かして
世界経済のチカラになる
01学生時代の学び
大学への進学を考えていた当時、私が特に関心を持ったのは「環境」や「資源」というテーマでした。ただ、学びたい専門分野を絞り込めていなかったので、地球を大きく俯瞰しながら、工学の基礎に加え、確率統計や情報処理、水理学、土質力学、資源エネルギーまで広く学べる学科に進みました。その中でも都市計画に興味を持ったことから、大学院に進んでからは、プログラミングを利用したマクロ経済成長モデルを使い、火山の噴火が経済成長にどのような影響を及ぼすのかという研究を行いました。火山噴火は一義的には災害であり負のイメージがありますが、噴出した溶岩は建築用資材として活用することができます。相反する要素が絡み合いながら、全体としてどのような経済成長につながるか、マクロ経済成長モデルを使って明らかにしようという試みでした。
02自分の興味・関心、やりたいこと
大学での工学の勉強はおもしろかったのですが、人々の生活からは遠いということをずっと感じていました。例えば土木工学は基礎として水理学を学びます。水理学は水の流れを数式で表しますが、日々の暮らしには直結しません。一方、大学院で学んだマクロ経済学は、同じ数式を用いた予測であっても、対象は人々の行動で日々の生活に直結しており、研究をより身近な世界で活かせることから興味を持ちました。就職活動は、工学の研究の延長でインフラ関係の技術職と、マクロ経済学の勉強を活かせる金融業界に絞り、最終的には人々の生活に近いところで研究が活かせると感じた金融業界を選びました。
03銀行に就職した理由
金融業界に就活の軸を定めた理由はもう一つあります。それは、当時私が人との関わりが少なかったことに危機感を持っていたからです。大学や大学院の研究では、どうしても黙々と研究に没頭し、人とのコミュニケーションが少なくなりがちでしたが、就職活動を進めるうちに、今後の人生では人との関わりが多い仕事に就きたいと考えるようになりました。また、研究室には海外の留学生が多く、英語でコミュニケーションを取ることの楽しさに目覚めたということも大きなきっかけでした。人との関わりが多い金融機関で、かつグローバルなフィールドがあるところ、と考えたときに、MUFGで働きたいと思いました。
04印象に残っている仕事
入行後は国内支店、ニューヨーク支店、営業本部でそれぞれ3年ずつ、合計9年間、法人営業担当として仕事をしてきました。もともと私は営業担当者の多くが得意とするような、相手の懐に飛びこむ話術やテクニックは持ち合わせていません。しかし、データを細かく調べることや、事象をさまざまな要素に分解して論理的に組み立て直すことは得意だと思っています。私はこの自身の強みに注力し、初めてお客さまを一人で担当した際には、事業内容や事業環境の分析、これまでの成長の要因や今後の予測などを私なりに研究し、お客さまとの会話や提案に活かしました。最初はお客さまの取引金融機関10行の中で一番下という位置付けだったのですが、お客さまを調べ上げて提案につなげる私の姿勢を徐々に評価いただき、担当を後任に引き継ぐ際にはメインバンクに次ぐ二番手のお取引となっただけでなく、決済や預金なども含めた幅広いお付き合いをさせていただけるまでになりました。私にとって大きな自信につながった仕事の一つです。
05今後やりたいこと
いずれは海外勤務をしたいと希望を出していましたが、最初の異動でこの希望が実現し、ニューヨーク支店に赴任しました。相手が海外の会社であっても、まずお客さまのことをよく理解し、信頼関係を築くことが第一であり、基本であることは変わりません。この基本となる姿勢に加えて、お客さまを取り巻く環境や市場動向を調査し、お客さまの掲げる目標をいかに実現するか、筋道を立てて考えるということに人一倍力を注ぎました。初めて自身が中心となって行った提案では、お客さまから「よく調べているね」と高い評価をいただくことができました。
今は合計9年間の法人営業を経て、グローバル大企業のお客さまを担当する部門において、世界で働く行員のモチベーションを高める評価制度などの施策の企画立案や推進を行っています。現在の部署で新たなスキルを身に付け、いずれはもう一度海外で働き、世界の経済発展のチカラになりたいと思っています。

銀行の営業はコミュニケーション能力が高くないと務まらないと思っている人が多いかもしれません。しかし、営業のスタイルは人それぞれです。大事なことはお客さまと真摯に向き合い、お客さまのことを思って提案することです。銀行は文系が活躍する企業だと先入観を持つことはもったいないと思います。銀行の中には実にいろいろな仕事があり、理系の学びを通して培う論理的な思考力や資料の作成能力、プレゼンテーション能力は必ず役に立ちます。私自身、これからもこの力を大いに活かして仕事をしていきたいと思っています。
福島 祐基

MUFGの強み

理系の皆さんが学生時代に培った、自身の「やりたいこと」に対するあくなき探求心、造詣の深さ、さまざまなフィールドワークや企業との協働を通じて培われた高い経験値…それらをビジネスとして生かすフィールドがあります。

  • 業界最大の事業フィールド

    −国内全国約580拠点、法人約120万社、個人3,400万人へのサービス提供、国内から海外に広がる巨大な事業フィールドが活躍の舞台
    ―経営層と一体となり、重要な経営判断や中・長期の経営戦略立案に関わることができる

  • 業界初・史上初を生み出す

    ―新しいビジネスモデルや社会的な提供価値をゼロから生み出す現場を共に担う
    ―自社のアセットやサービスの枠にとらわれないさまざまな企業との協働により新たな気づきや成長の機会を得られる

  • プロフェッショナルとして働く

    ―社内外のプロフェッショナルと協働し自らも一人のプロフェッショナルとして未踏の領域を切り開いていく
    ―専門的な技術や知見をシステムとして完成させ、社会に実装、その発展に貢献するという高い視座が身につく

事業フィールド

法人業務
日本、世界を代表する企業の担当として、お客さまの事業の発展を支援する大企業取引。企業のお客さまが抱える安定的な資金調達や資金決済の効率化、円滑な事業継承、さらには経営者やご家族に関する相談事などのさまざまな課題を解決する中堅中小企業取引。内部管理業務を中心に、法人営業担当者がお客さまへの営業活動に専念できるようペアを組みサポート全般を行うRMアシスタント。お客さまごとに異なる業種・業態についての深い理解が求められる。

ウェルスマネジメント業務
大企業のオーナーなど超富裕層のお客さまの金融資産に限らず、不動産や、貴金属・美術品などの非金融分野をもカバーし、お客さまご一族全体の資産管理や承継をオーダーメイドで提案し、その実現のサポートを行う業務。さまざまなニーズに応えるために、お客さまを深く理解するとともにMUFGグループ各社の総合力を駆使するための幅広い知識と実行力が求められる。

投資銀行業務
プロジェクトファイナンス、シンジケートローン、ストラクチャードファイナンス、M&Aなど、単なる企業向け融資ではなく、事業が生み出すキャッシュフローや、商流に着目したファイナンスなど、最先端のスキームやプロダクトと、グループの総合力を用いてあらゆる角度から経営課題の解決・企業価値の向上に貢献する。

国際業務
ビジネス慣習や市場の状況がまったく異なる海外へ展開する企業の進出支援や、税制や規制が異なる国での財務戦略やトレードファイナンスといった最先端の金融サービスを駆使することで、グローバルに展開する企業のビジネスをけん引していく業務。

金融マーケット業務
為替やデリバティブ(金融派生商品)をお客さまに提供し、引き受けたリスクをインターバンク市場(銀行などの金融機関が中心となって参加する市場)などを利用して適時適切にコントロールする。自らの判断で巨額の資金を動かすため、確かな知識と分析力に加え強い精神力や責任感も必要。

企画業務
世の中の潮流やお客さまの変化をしっかり捉え、MUFGとしての経営戦略や各事業分野における戦略の施策立案や推進役を担う仕事。MUFGグループ内外の組織を横断的に連携し、長期的な視点に立って戦略を組み立てることが求められる。

ファイナンシャル・テクノロジー
価格変動リスクを適正に管理するためのデリバティブ価格計算モデルの開発やトレーディング、銀行全体のリスク管理や資本運営、最先端の金融商品開発を担う業務。高度な数理・情報科学の専門知識と金融実務の知識を駆使し、モデル開発に取り組む。

システム・デジタル
システム領域では高度な金融知識とITスキルを駆使して、銀行サービスという社会インフラの構築と運用を担う。デジタル化が進展しAIやビッグデータの活用が進む中、最先端のテクノロジーを活かしながら業務の効率化やサービスの高度化、新たなビジネスモデルの創造を担う。
デジタル領域ではフィンテックを中心とする新しいデジタル技術やサービスを吸収・分析し、実ビジネスに結びつけていくことが主なミッション。MUFGの既存ビジネスを改善し育てていくとともに、まったく新しいビジネスの創出も期待される。

戦略財務会計
国内外の株式・債権の機関投資家やアナリスト、個人投資家に対して、財務情報や、経営戦略、経営層の考えなどの非財務情報を提供していく仕事。また、投資家やアナリストとの面談の中で得られたMUFGに対する外部からの評価や期待を経営にフィードバックする役割も担う。

私たちのやりたいこと

行員から見る「MUFG×理系」

総合職(オープン)

丸山 陽子
総合職オープン
金融市場部
為替デリバティブトレーディングGr
2008年入行

笠原 希美
総合職オープン
戦略調査部
セクター第二Gr
2014年入行

大津賀 健史
総合職オープン
MUFGユニオンバンク
米国法人営業部(東部)
2012年入行
ファイナンシャル・テクノロジー

孕石 匡弘
総合職ファイナンシャル・テクノロジー
リスク統括部R&D室 
モデル検証Gr
2008年入行

森本 裕介
総合職ファイナンシャル・テクノロジー
市場企画部 市場エンジニアリング室
クオンツ開発G r (取材当時)
2009年入行

山下 麗人
総合職ファイナンシャル・テクノロジー
コーポレートバンキング企画部
CPM室 (取材当時)
2010年入行

堀金 哲雄
総合職ファイナンシャル・テクノロジー
市場企画部
市場エンジニアリング室
クオンツ開発Gr
2012年入行

松永 健太
総合職ファイナンシャル・テクノロジー
金融市場部 為替トレーディングGr
2012年入行

高須 翔
総合職ファイナンシャル・テクノロジー
市場企画部 市場エンジニアリング室
クオンツ開発G r (取材当時)
2014年入行

加藤 準平
総合職ファイナンシャル・テクノロジー
融資企画部
CPM企画Gr
2015年入行

三桝 雄大
総合職ファイナンシャル・テクノロジー
市場企画部
市場エンジニアリング室
クオンツ開発Gr
2015年入行

鈴木 葵
総合職ファイナンシャル・テクノロジー
リスク統括部R&D室 
モデル検証Gr
2017年入行
システム・デジタル

玉井 信之介
総合職システム・デジタル
IT戦略推進部
2005年入行

齊藤 健一
総合職システム・デジタル
デジタルサービス企画部・米州ヘッド(取材当時)
2001年入行

正木 綾香
総合職システム・デジタル
デジタルサービス企画部(取材当時)
2007年入行

桂 寧志
総合職システム・デジタル
デジタルサービス企画部 
企画Gr(取材当時)
2009年入行