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MUFGを知る 経営戦略

Fundamental Direction 基本方針

MUFGは、2024年度からの3年間を計画期間とする中期経営計画を策定しました。

約3年間にわたるコロナ禍を経て、AIを始めとしたデジタル技術の発展と日常への浸透、クリーンエネルギーを中心とした社会・経済構造への転換、人々の働き方や価値観の多様化といった動きは加速しています。加えて、地政学リスクの増大やグローバル化の揺り戻しなどの「分断」も顕在化しています。

グローバルに社会・経済の構造が大きく変わる時代においては、MUFGが持つ広範なネットワークや多様なソリューションが持つ「つなぐ」機能を最大限発揮できると考えています。この機会を捉えてさらなる成長を遂げ、パーパスである「世界が進むチカラになる。」を実現することで、ステークホルダーのみなさまの期待に応えていきます。

図:MUFG WayのPurpose・Values・Visionを基盤に、中期経営計画として『成長を取りにいく3年間』を掲げ、成長戦略の進化・社会課題の解決・企業変革の加速を3本柱とした経営方針を示す

Three Pillars of the MTBP 中期経営計画の3本柱

(1)成長戦略の進化 - 成長をつかむ

中期経営計画におけるMUFGの戦略を「商品×チャネル」の4象限で検討した上で、「成長をつかむ」ための7つの成長戦略を策定しました。金利環境の変化を踏まえたバランスシートの収益性向上など、既存のビジネスモデルをさらに強靭化するとともに、新しい商品・サービスの提供や新しいチャネルを通じたお客さまとの接点の拡大による成長をめざします。

図:既存商品・新商品と既存チャネル・新チャネルの組みあわせを4象限で整理し、国内リテール顧客基盤の強化、法人×WMビジネス強化、GCIB・市場一体ビジネスモデルの進化、アジアプラットフォーム強靭化、資産運用立国実現への貢献、GX起点でのバリューチェーン支援、新たな事業ポートへの挑戦の7戦略を配置

(2)社会課題の解決 - 未来につなぐ

経済的価値とともに社会的価値を追い求めていくことが、今後の企業価値向上の鍵であると考えています。「持続可能な社会」、「活力溢れる社会」、「強靭な社会」という3つの軸で10個の優先課題を選定。具体的な目標をKPIとして設定し、課題解決に向けた取り組みを推進していきます。

優先課題

持続可能な社会
  • カーボンニュートラル社会の実現
  • 自然資本・生物多様性の再生
  • 循環型経済の促進
活力溢れる社会
  • 産業育成、イノベーション支援
  • 少子高齢化への対応
  • 金融サービスへのアクセス拡大
  • 人的資本重視の経営
強靭な社会
  • 人権尊重
  • 安心・安全なサービスの提供
  • 強固な企業ガバナンスの発揮

優先課題の特定プロセス

  1. Step 01 SDGs, Global Risks Report(WEF)、サステナビリティ開示基準、投資家の期待、他社事例をもとに、サステナビリティ課題を抽出
  2. Step 02 ステークホルダーにおける重要性と、MUFGにおける重要性を評価し、絞り込み
  3. Step 03 社外アドバイザーや投資家、社員等、ステークホルダーの意見を収集
  4. Step 04 マネジメントレベルで議論

(3)企業変革の加速 - 会社がかわる

「成長戦略の進化」と「社会課題の解決」を支える土台となるのは、継続的な「企業変革」です。カルチャー改革や人的資本拡充など事業活動全ての基礎になるソフト面の変革に加えて、AI・データ基盤の強化やシステム開発リソースの増強など、「会社がかわる」ための企業変革に取り組んでいきます。

スピード改革の加速
  • 「一人ひとりが主体的に考え、決断し、直ちに行動に移していく」カルチャーをめざし、働く環境の整備として、手続き簡素化、会議運営の見直し、AI・DX利活用を推進していきます。
  • 環境変化に迅速かつ柔軟に適応する組織運営へと進化するため「アジャイル運営」を導入。アジャイル運営では、組織間の連携を高め権限と責任を委譲し、短期間のPDCAで成果を積み上げていきます。
AI・データ基盤の強化
  • データ基盤を強化し、全社員にAI・BIなどのデータ利活用を浸透・習慣化させることによる、データドリブン経営の実現します。
  • 社内コンサルティング機能などを通じて、あらゆる業務でAIが使われAIを起点に物事を考えるAIネイティブな企業への変革を推進します。
人的資本の拡充
  • 「社員一人ひとりが活き活きと活躍し、社会・お客さまに貢献するグローバル金融グループ」をめざします。
  • 人的資本の拡充に向け、「プロ度追求」、「エンゲージメント向上」、「DEIの推進」、「健康経営」に対応し、事業競争力の強化および「挑戦とスピード」のカルチャー醸成を実現します。
システム開発リソースの増強
  • 生成AIやサイバーセキュリティなど、攻めと守りの両面を強化するために、現行中計のシステム投資額を8,000億円から9,000億円へ増額しました。
  • 投資額の増加にあわせ、開発を支えるリソースも採用や育成プログラムの拡充等を通じて増強していく計画も推進します。