首都 プラハ
言語 チェコ語
通貨 チェコ・コルナ
GDP 38,848億米チェココルナ(2013年:チェコ統計局)
一人当たりGDP 369,507チェココルナ(2013年:チェコ統計局)
主要産業 機械工業(自動車を含む)、化学工業、観光業
経済状況
(1)1989年の民主革命後、市場経済への移行をめざした経済改革を実現。
(2)1993年のスロバキアとの分離・独立を経て、1994年には経済成長率がプラスに転じる等順調な成長を遂げる一方、低い失業率、比較的安定したインフレ率を維持し、「チェコ経済の奇跡」と呼ばれた。
(3)しかし、その後法制度の未整備等を背景に不正蓄財の横行、不良債権の蓄積、通貨危機等さまざまな問題に直面した。
(4)一時深刻な不況に陥ったチェコ経済は、1997年から1999年まで3年連続マイナス成長を記録したが、直接投資の拡大が景気を引っ張る形で設備投資全体が回復し、1999年以降プラス成長を続けた。
(5)欧州経済が低迷する中で、内需拡大及び輸出増加により2005年以降6%台の高い成長を続けていたが、2008年に入ると物価上昇やチェココルナ高の影響を受け、緩やかに景気減速し始めた。さらに、同年9月の国際金融危機以降、主要貿易相手国の景気低迷の影響を受け、急激に景気が低迷し、2009年には-4.7%まで減速した。
(6)ドイツをはじめとした周辺諸国の景気回復に伴い、2010年には2.5%の成長となった後、2011年は1.9%の成長となったが、欧州債務危機等の影響から、2012〜2013年はマイナス成長となった。2013年第4四半期になって回復の傾向が見られ、2014年は2.6%の成長が見込まれている。なお、チェコ政府は、財政赤字削減のため、引き続き緊縮財政政策を堅持している。
(7)ユーロ導入については、ソボトカ政権は優先課題であるとしながらも、近い将来にユーロの導入はあり得ないとする金融当局者の声等も多く、導入時期は未定。
(出典:外務省)
日系企業進出の目的・メリット
- ◯ドイツ国境に位置し、輸送物流面での優位性あり。
- ◯他の中東欧諸国と比較して整備された交通インフラ。
- ◯工業国としての伝統・歴史あり。
- ◯政府系投資庁(チェコインベスト)を中心とする投資支援体制確立。
- ◯西欧に比して安い労賃、有能な労働者。但し、外資の進出が急激に増加した結果、プラハ周辺等、地域によっては労働者(特にマネージャークラス)の確保が困難になりつつあるとの見方あり。
- ◯2004年EU加盟。
- ◯日系製造業進出数ではイギリス、フランス、ドイツに次ぎ、欧州第4位(JETRO調べ)。
日系企業の進出動向
- ◯インセンティブ制度を発足させた1999年頃以降、自動車関連の進出増加。2001年日系自動車メーカーの中東欧初の完成車工場進出発表を受け投資に拍車。
- ◯日系製造業の集積度合いは、中東欧No.1。
- ◯自動車関連に加え、2005年以降家電メーカーが進出。
- ◯ここ最近は人件費上昇、人材確保が困難であるなどの問題も顕在化。
- ◯リーマンショック以降は進出が低調だったが、最近は検討を進める企業も増加している。
現地における当行のステータス・強み
- ◯チェコに営業拠点を有する邦銀は当行のみ。2005年に邦銀初のチェコ拠点、オランダ現法プラハ駐在員事務所を設立。2006年4月に支店化し、オランダBTMUプラハ支店を開設。
- ◯チェコ投資庁(Czechinvest)と邦銀唯一、業務提携関係にあり、細かな進出サポートが可能。
- ◯BTMUリース(ドイツ)を活用したクロスボーダー・リースのアレンジも実績あり。
(※2014年6月現在)
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