INTERVIEW

井上 市郎

ICHIRO INOUE

ソリューションプロダクツ部
不動産ファイナンス第一Gr

2008年入行

井上 市郎
  1. 2008
    上野支店
    法人営業担当者(Relationship Manager/以下RM)として中堅中小企業約30社を担当。経営者の方々に日々学ばせていただくことばかりでしたが、世の中の広さと日本経済を支える企業の凄さを体感しました。
  2. 2011
    営業第三本部 営業第十一部
    RMとして大手総合デベロッパーを担当。日本を代表する上場会社のパートナーとして、戦略企画からソリューション提供までMUFGの総合力を駆使して成長をサポートする醍醐味を経験しました。
  3. 2014
    ソリューションプロダクツ部 企画管理Gr
    ストラクチャードファイナンス業務の企画管理業務を担当。部内企画の立場ではありましたが、銀行業界や周辺環境の動きを直で感じることができ、銀行経営の一端を経験しました。
  4. 2017
    ソリューションプロダクツ部 不動産ファイナンス第一Gr
    日系企業のお客さまによる海外不動産プロジェクトへのファイナンス業務を担当。各国の不動産マーケット・各種規制などの情報提供や投資ストラクチャー提案を通じて、お客さまの海外進出を川上からサポートしています。
  5. 2020
    営業第一本部 営業第三部

不動産ファイナンスのプロフェッショナルとして
世界とアジアのまちづくりに貢献したい。

井上 市郎

ファイナンスを通じて国内外の不動産事業を支える

私は、以前の所属部署で大手不動産デベロッパーを担当させていただいたことで不動産の世界に興味を持ち、この部署への配属を強く希望していました。
現在の部署では、主に国内・海外の不動産ファイナンス(※1)を推進しており、お客さまの不動産購入・開発資金を融資する際に、オーダーメイドのファイナンススキームを構築・提供しています。
一方で、不動産に関連するビジネスは、融資だけに留まりません。不動産バリューチェーン(※2)にかかるさまざまなニーズに対し、MUFGの機能を最大限活用していくことで、ビジネスの幅を何倍にも広げていくことができます。
不動産ファイナンスのプロフェッショナルとして専門性を磨いていくこととあわせて、MUFGの総合力を発揮することで、より付加価値の高いソリューションをお客さまに提供できるということも、この仕事の醍醐味だと感じています。

※1 不動産から生み出されるキャッシュフロー(賃料収入など)を主たる返済原資とするファイナンススキーム。
※2 「売買」から「開発」、「テナントリーシング」、「運用」など、不動産に係わる一連のビジネスの流れ。MUFGとして売買仲介、アセットマネジメントなど、多岐に亘るビジネスチャンスがある。

井上 市郎

不動産マーケットの最前線にいるという責任

現在、私はグローバルチームに所属しておりますが、担当している海外の不動産ファイナンスでは、数百億円規模の大型開発プロジェクトも少なくありません。一般的な不動産リスクに加えて、その国の将来性、法制度、商慣習など、その国独自のリスクを調査した上で、事業性を検証する必要があります。洗い出したリスクに対してどのようなファイナンススキームを構築していくか。また、規模が大きくなればなるほど利害関係者も多くなりますが、プロジェクトを推進していくために、彼らとどのように交渉・調整していくか。一筋縄ではいかないことばかりですが、「その国の発展や日系企業の海外ビジネス拡大に貢献する」という強い使命感とともに、大きなやりがいを感じています。

海外不動産プロジェクトそのものをつくりだす

最近では、特に東南アジアにおける不動産開発プロジェクトが増えています。海外不動産投資の検討初期段階にいらっしゃるお客さまに対しては、各国の不動産マーケット情報・外資規制・不動産規制などの情報提供や、投資ストラクチャーのご提案を通じて、お客さまの海外進出を川上からサポートさせていただいています。
また、海外での不動産投資に際しては、現地企業とパートナーシップを組みたいというニーズが強まっています。日系企業単独での開発が、現地の規制などで認められていなかったり、プロジェクトをスムーズに進めるために、現地の事情に精通したノウハウが必要だったりするためです。
こういったニーズに対し、MUFGの海外拠点、および、アユタヤ銀行をはじめとするASEAN地域のパートナーバンクのネットワークを活用し、日系企業と現地企業とをマッチングする活動にも力を入れています。
不動産マーケットをグローバルな視点で捉えれば、新興国の人口増加・経済成長とあわせ、大規模な再開発事業やまちづくりが世界各国で進んでいくでしょう。自分の仕事が、新興国の発展に貢献できるだけでなく、それが日本経済の成長にも繋がっていく、いわば、日本と新興国の架け橋になれることに、大きな喜びを感じています。今後も不動産ビジネスのプロフェッショナルとしての自分を磨き、MUFGの総合力を駆使して、社会に貢献していきます。