INTERVIEW

川原 龍也

TATSUYA KAWAHARA

財務企画部
主計室

2018年入行

川原 龍也
  1. 2018
    元住吉支店
  2. 2018
    財務企画部主計室

MY JOB

財務企画部主計室に配属後、四半期ごとの決算・税務申告業務に携わりました。その後、その経験を活かしてCFC税制(※)や電子帳簿保存法など、税法に係る法令改正に従事しました。現在は国税局対応の担当者として、税務当局とMUFGの橋渡し役を担っています。

※Controlled Foreign Company:外国子会社を利用した租税回避を防止するために、一定の条件に該当する外国子会社の所得を日本の親会社の所得とみなして合算し、日本で課税する制度(タックスヘイブン対策税制ともいう)

川原 龍也

学生時代は何をしていましたか?

大学では会計学を専攻し、主に財務諸表論について学びました。大学2年生からは「専門的なスキルを身につけたい」と思い、国民の義務の一つである納税に興味があったことから、税理士資格の勉強を始めました。大学院進学後は、法人税に関する論文を作成するために、多くの文献や判例を読み込み、教授や友人と議論するなど充実した時間を過ごしました。
資格の学校に通いながら勉強を続けたかいもあり、社会人1年目に資格を取得することができました。税理士資格の勉強を通じて、地道に努力を重ねれば、高い目標であっても到達できることを実感しました。

志望動機を教えてください

就職活動では、学生時代に培った会計・税務の知識を活かした仕事に就きたいと考えていました。その中で当行の戦略財務会計コースを知り、若いうちから会計・税務に特化したキャリアを描けることに興味を持ちました。インターンシップに参加したところ、先輩方が実際に携わったグローバル案件や財務諸表の分析に触れることができ、ダイナミックかつ専門性の高い仕事に魅力を感じました。
当行は金融業界のリーディングカンパニーであり、国民の多くが関わりを持つ会社です。その会社を会計・税務の面で支えることができれば、間接的に社会に大きく貢献できると思ったことも志望した理由の一つです。就職活動では税理士法人にも興味を持ち、就職先の候補として検討していましたが、インターンシップなどの就職イベントで出会った、熱意あふれる当行行員に魅了され、一緒に働いてみたいと思ったことが決定打となりました。

職場の雰囲気はどうですか?

主計室は、会計・税務に関する高い専門性が求められる部署です。そのため、キャリア採用の方や監査法人の方も多数在籍するなど、さまざまなバックグラウンドを持った方が働いています。立場や年齢を問わず、お互いを尊重し合いながら専門性を軸としてオープンな環境でディスカッションができるため、とても働きやすいと感じています。

印象に残っている出来事について教えてください

当行の法人税申告書を作成・提出したことです。現在は電子上で申告書作成・提出を行っていますが、入行した当時は作成した書類を印刷して用意した申告書一式を税務署まで直接提出していました。10cmほどある分厚いパイプ式ファイルを複数作成し、その重みをダイレクトに感じながら提出したときのことは、今でも印象に残っています。

ターニングポイントについて教えてください

難易度の高い税制(CFC税制)の改正対応プロジェクトを完遂したことです。
税制の複雑さ、検討すべき多くの事項、影響する部署へのアドバイスなど、プロジェクト遂行までに困難な壁が多くありました。しかし、上司・先輩はもちろん、社外のアドバイザーや他行の担当者と積極的に意見交換をするなど、さまざまな関係者を巻き込み、合意を得ながらプロジェクトを推進・完遂することができました。この経験は自分にとって大きな自信となりました。プロジェクトを通じ、折衝力を身につけることができたことや、臆せずに自身の意見を発言できるようになったことは、成長を実感した点になります。

どのような人と一緒に働きたいですか?

主計業務は一人では完結せず、チームで大きな成果を出す仕事です。そのため、チームワークを大事にすることはもちろん、物事に意欲的に取り組み、意見を積極的に発信できる人と働きたいです。
また社会情勢が大きく変化する中、答えがない問題に対しても自分なりの回答を見出せる人が、今後の銀行には求められています。自分で出した答えを信じ、突き進んでいく胆力を持った人が一人でも増えることが必要だと感じています。答えがない問題に挑戦することに好奇心を持たれる方とも働きたいです。

今後の目標は?

自身の軸である税務を起点に、税務コストを最適化する税務戦略、適正な納税を実施する税務コンプライアンス領域で専門性を発揮し、MUFGの発展に貢献していきたいです。そのために、会計・税務の高度な専門知識をはじめ、経営資源を効率的に活用するためのマネジメント能力、さらには海外スタッフとの協働や語学力といったグローバルな対応力を身につけたいです。

川原 龍也