INTERVIEW

西岡 慧

KEI NISHIOKA

事務企画部 ITソリューションGr

2016年入行

西岡 慧
  1. 2016
    金町支店
  2. 2020
    事務企画部 ITソリューションGr

MY JOB

事務企画部 ITソリューショングループでは、当行で使用する機器の管理・開発業務を担当しています。当部配属後、店頭に設置されている両替機や、税金や公共料金の払込票の取り扱いを行う機器などの担当を経て、現在は行員が使用する勘定系システムとその周辺機器を担当しています。実際に機器を使用する各拠点の声を集約しながら、現場がよりスムーズに業務を進められるよう担当機器の改善や企画・推進に取り組んでいます。

西岡 慧

デジタル化が進む中、未来を予測し現場の「最適」を追求。

全国の行員が使う機器の保守・運営を通し、現場の業務効率化をめざす

両親が共に銀行員だったため、子どもの頃から銀行の仕事を身近に感じ、就職先としても自然と意識するようになりました。業界研究を進める中で、当行には業界の中でも、特にお客さまと真摯に向き合う印象を抱きました。また、当時では珍しい女子学生向けのセミナーを実施していたことも印象的でした。女性行員がさまざまなライフイベントを迎えながら、どのようにキャリアを形成されているのか、具体的に知ることができ、自分自身が働くイメージにつながりました。
入行後は、支店の窓口業務に従事しましたが、実務を覚える中で次第に煩雑な事務作業に疑問を感じるようになり、銀行の事務ならではの複雑な手続きに対して、「なぜそのような処理になっているのか」「業務をもっと効率化する方法はないか」と考えるようになりました。そこでJob Challenge制度(社内公募)を活用し、2020年から現職である事務企画部ITソリューショングループに着任しました。当部は、各支店の行員がよりスムーズに業務が行えるよう、システム環境や業務プロセスの改善を通じて現場をサポートしています。その中で、私は行員が使用する勘定系システムを担当しています。このシステムは、預金の入出金や振り込み処理のほか、お客さま情報の照会や変更手続きなど、さまざまな業務を行うための基幹システムで、支店をはじめ本部やセンターなど全国で約1万台が使用されています。トラブルが発生するとお客さまに多大な影響を及ぼすため、機器の開発・保守管理などを担うグループ会社の三菱UFJインフォメーションテクノロジーと連携しながら、現場からの不具合の報告や要望などに迅速に対応しています。また、システム改修など全行的なプロジェクトでは、企画段階からシステムリリースまで、2〜3年を要するため、無事プロジェクトを完遂したときの達成感はひとしおです。

DXシフトや現場の声を考慮し、円滑な業務運営とコスト削減に貢献

業務の中で、特に印象的なのが、勘定系システムの老朽化に伴う全台入れ替えプロジェクトを担当したことです。近年インターネットバンキングの台頭により、支店でのお客さま対応の件数は減少傾向にあり、新しい機器を導入するタイミングで、各拠点に必要な台数を見直すことになりました。今後、新たにリリースされるDX施策もある中、窓口での受付件数や作業量がどれくらい減少していくのか、さまざまな角度から予測を立て、現場の業務に支障が出ないよう、各支店・センターとも丁寧に交渉を重ねました。最終的に全国で14,000台ほどあった機器を約7割である1万台弱まで減らし、コスト削減につなげました。あわせて、サイバー攻撃によるリスクの高まりを受け、セキュリティ対策の強化が課題となりました。そこで認証方式を複雑化することになりましたが、現場の業務負荷を高めることになるため、実際に使用する行員や関連部署の意見も踏まえ、閲覧する情報や作業内容によって認証方法を一部簡素化できる仕様に決定しました。当部の使命は、現場の業務効率やプロセスの改善ですので、今後も現場への影響を随時確認しながら、各システムの改善に取り組んでいきたいと思います。

現場と本部の双方で経験を積み、新たなサービスを創造したい

今後も実際に機器を使う行員やお客さまの声を大切にしながら、現場の作業効率化を追求していきたいと思います。そのうえで、将来的には支店に戻り、これまでリリースした機器やサービスについて、行員やお客さまの使用感を自分自身で確かめたいと思います。そして、そこで得た知見を本部での施策に反映するなど、現場と本部を行き来しながら現場の業務改善に貢献したいと思います。
仕事をする中で、私が一緒に働きたいと思うのは、仕事の範囲を自分で限定しない人です。私自身、入行当初は自分が現在のような機器担当になるとは想像もしていませんでしたが、知らないことや分からないことがたくさんあったからこそ、想像以上に幅広い知識や経験を積むことができたと思っています。また、一緒に働く仲間とお互いの知識やスキルを共有することで、新たなアイデアやサービスが生み出せたと実感しています。皆さんにも、自分自身の枠を決めず、新しい業務に積極的にチャレンジしてほしいと思いますし、そうやって成長していきたいという方と一緒に働けることを楽しみにしています。

西岡 慧