INTERVIEW

藤原 高宏

TAKAHIRO FUJIWARA

財務企画部
主計室

2014年入行

藤原 高宏
  1. 2014
    小金井支店・高田馬場支社
  2. 2014
    財務企画部主計室
  3. 2022
    PwCあらた監査法人(出向)
  4. 2023
    財務企画部主計室

MY JOB

当行の決算・財務情報を取りまとめ、当行役員に対して決算実績・財務分析に関するプレゼンを行うほか、有価証券報告書などのディスクロージャー資料を作成しています。開示した情報は投資家をはじめとするステークホルダーの方々の判断材料となるため、当行の財務基盤に影響を及ぼします。緊張感のある業務ですが、財務会計を司る立場から経営の一翼を担い、当行の安定的な財務基盤の構築に貢献できることにやりがいを感じます。

藤原 高宏

経営者視点で財務情報を俯瞰し、当行の経営基盤を支える。

数字の根拠となる事象を読み解き、正確な情報を整える

私は財務企画部主計室で決算ラインをリードする総括の役割を務めています。主な業務は、当行全体のポートフォリオや銀行資産の取りまとめを行うことです。具体的には、業務領域ごとに担当チームから共有された数字を集約・データ分析して当行役員にプレゼンし、ディスクロージャー資料としてまとめています。決算業務は、ともすると定型業務になりがちですが、数字として表れる会計事象の本質を理解し、その裏にあるビジネスの動向を把握することが重要です。決算の取りまとめは、そのシナリオに対する答え合わせをするような業務でもあり、日々の問題意識はもちろん、高い視座が求められます。例えば財務情報について役員に報告する際には、経営層がどのような情報を必要としているか、経営者視点になって想定しながら議論し、インプットすべき情報の取捨選択を行います。これまでの業務では得られなかった高い視座をもつことで、財務情報を俯瞰し、会計の本質と向き合うおもしろさを実感しています。また、周囲との連携も不可欠です。収益が伸びていたり、大きく増減していたりする部分があれば、主計室だけでなく、さまざまな関係部署とコミュニケーションを取りながら根拠となる事象について正確な情報を収集します。そうして一つひとつの事象を財務情報にひもづけ、最終的にディスクロージャー資料として社会に開示できたときには大きな達成感が得られます。社会的影響力が大きく、緊張感のある仕事ですが、周囲と協力しながら当行の財務状況を読み解いていく仕事に大きなやりがいを感じています。

会計知識とユーザーとしての知見を活かし、決算システムの導入に挑戦

時代が急速に変化している今日、当行では積極的に挑戦する姿勢が求められています。私自身、決算業務以外にも、これまでにさまざまな業務に挑戦をしてきました。特に印象的だったのが、入行6年目に決算に関わる新規システムの導入プロジェクトに携わったことです。このプロジェクトで、私はユーザーとしての経験を活かし、要件を整理する業務を担当しました。しかし会計知識に加え、これまで経験したことのないITスキルも求められるため、プロジェクトの推進は想像以上に困難なものでした。まずは必要な知識・スキルを補うべくIT関連の資格を取得し、社外研修を受講しました。また、社内外の専門知識を有するメンバーに協力を仰ぎ、積極的に議論を重ねました。途中、コストやスケジュールの都合により仕様変更を余儀なくされる部分もありましたが、ユーザーが求めるものと実現可能なシステムとのギャップをどう埋めるか、一つひとつ要件を整理し、ユーザーと粘り強く交渉していきました。そうしてプロジェクト発足から3年後、無事にシステムをリリースすることができました。すべてが当初の計画通りとはいきませんでしたが、既存のシステムに比べ、作業効率のアップやミスの低減を実現することができました。その結果、ルーティン業務から解放され、より付加価値の高い業務にリソースを割けるようになり、財務諸表のクオリティ向上に貢献できたと実感しています。特にユーザーから「作業がスムーズになった」などと好評を得られたときには、着実に成果が出せたことをうれしく思いました。私自身、ITに関する知見を深めることができ、新たな分野での成長を実感できたプロジェクトとなりました。

新たなビジネスを会計領域から支え、MUFGの発展に貢献する

時代の変化に伴い、銀行として新たな商品開発やビジネスに取り組む中で、主計室の現場では前例のない会計処理に関する相談も発生しています。これまで以上に難しさを感じることもありますが、今後も会計の領域から他部署のビジネス推進をサポートすることでMUFGの成長を後押ししていきたいです。
また、チームマネジメントを担う立場としては、主計室、ひいてはMUFGの発展に貢献できる人材を育成していくことが目標です。キャリア入行のメンバーも多い主計室では、それぞれのバックグラウンドを尊重し、自由闊達にコミュニケーションを取り合う中で、さまざまな知見の共有や意見交換が積極的に行われています。また、戦略財務会計コース採用により毎年新卒メンバーが入ってくるため、比較的若いメンバーが多いこともこの組織の特徴です。私自身、若いうちから新たな視点や発想について学ぶことがあるなど、年次や立場に関係なくお互いの専門性を高め合っています。こうした風通しの良い環境の中、持ち前の専門性と業務で培った高い視座を活かし、若いメンバー一人ひとりの成長をサポートしていきたいです。
その中で私が一緒に働きたいと思うのは、やはり何ごとにも意欲的に挑戦できる人です。変化のスピードが速い今の時代に適応するには、失敗を恐れずチャレンジする姿勢が不可欠です。MUFGには個人の挑戦や成長を後押しするカルチャーと枠組みがあり、やる気さえあれば知識やスキルを着実に向上させていくことができます。私たちと共に、財務会計の領域で成長したいという方はぜひ一緒に働きましょう。

藤原 高宏