座談会/システム・デジタル

GROUP INTERVIEW

システム・デジタルの専門職で入社し、MUFGの各部署で活躍している行員が座談会を行いました。
現在の仕事、思い描いているキャリアなどをお伝えします。

MEMBER

  • 河野 友紀子 YUKIKO KONO
    コア業務情報エリア
    2011年入行
  • 菅沼 拓也 TAKUYA SUGANUMA
    決済業務エリア
    2012年入行
  • 野田 梨紗 RISA NODA
    AMLエリア
    2012年入行
  • 多川 勇介 YUSUKE TAGAWA
    IT戦略エリア
    2013年入行
Q.三菱UFJ銀行のシステム部門で働こうと思ったのはなぜですか?
三菱UFJ銀行だからこそ
自分の思いを
実現することができる
河野
就職活動でさまざまな企業のインターンシップに参加して、「ものづくり」のおもろしさを発見したことがスタートでしたね。大学で学んだ知識を活かせると考えて「ものづくり」の対象を情報システムに絞り、最終的には、事業会社の社内SEとして自分でシステムを企画・構築したいと考え、入行しました。
野田
「ものづくり」は私もキーワードにしていました。また、「グローバルに活躍できる」、「女性として長く働くことができる」という点も意識していました。システムに興味を持ったのは、多くの方々とコミュニケーションを取りながらものづくりができるという点に魅力を感じたからです。しかも、銀行は業務のフィールドが広い。具体的に何をしたいのか、まだ漠然としていた私にとって業務の幅の広さは魅力でした。
菅沼
私も「IT」「ものづくり」という視点を持っていました。当行は、働く環境や仕事内容、キャリアパスのイメージがセミナーや面接を通じて一番鮮明になった会社でした。
多川
私は小さい頃からムダな作業をどうしたら効率化できるのかといったことを考えるのが好きで、さまざまなサービスや業務を自動化・効率化できるシステム開発に関連した仕事に就きたいと思っていました。社内SEであれば、自分が企画・設計したシステムが、実際にサービスや業務の効率化に貢献している場面を身近に見ることができますからね。
Q.現在はどんな仕事をしているのですか?
銀行業務の根幹を支える
システムに携わる
河野
入行後の1年は支店で銀行業務全般を経験し、その後研修やOJTを通じて先輩や関連会社の方々からシステム開発の基礎を学びました。その後は大規模な金融規制への対応プロジェクトのリーダー補佐として、現在では自分自身がリーダーとしてプロジェクトを推進しています。
野田
私は経済制裁に関するスクリーニングシステムを担当しています。制裁対象となっている国や企業・人物の取引をチェックするもので、現在の安全保障上の重要なテーマです。ユーザーは世界中の銀行スタッフで、どんなシステムであれば使いやすく実効性があるのか、多くの方々と検討しながら開発を進めています。
菅沼
それはすごくホットなテーマですね。私は、銀行間決済、つまり当行と日本銀行、国内外の金融機関との間の決済という伝統的な銀行業務を担うシステムを担当しています。入行後4年目には、システムのユーザーである決済事業部の企画グループに異動して、数十年もの間稼動してきたシステムを全面的に更改するプロジェクトに、要件定義の段階から参画しました。システムを利用する立場で現場の生の声を聞きながら、システム化要件を一からまとめていく業務でした。
多川
その後のシステム開発にはどのように関わったのですか?
菅沼
システム本部に戻り、開発についても自分で担当することになり、現在も進行中です。
河野
開発工程の上流から下流まで一貫して関われるというのは貴重な経験ですね。
多川
ユーザー視点を持ち、現場の要望を知るということはシステム開発を担う人間にとって必須の条件ですよね。私は海外基盤チームで海外拠点との間のファイル連携システムの新規構築を担いましたが、そこでもユーザー視点は非常に重要でした。その後、アジア拠点間の連携基盤システムの開発・保守業務を担い、現在はIT戦略チームでAIなどの最新技術を取り入れた銀行業務の効率化に取り組んでいます。具体的には、外部のお客さまや社員の各種照会に対する自動応答システムの構築などがあります。最先端のテクノロジーを扱っていることもあり、日々の業務は大変刺激があります。
Q.仕事のおもしろさ、やりがいはどんなところですか?
あらゆるフィールドで
自分の思いを実現していく
河野
私はチームをマネジメントすることにおもしろさを感じています。リーダー補佐のときは、リーダーをサポートする為に自分は何をすべきか・何ができるかをひたすら模索して実行していました。その後リーダーとしてプロジェクトを推進する立場になったときは、自分が中心となってメンバーと協力しながらプロジェクトを前に進めることが楽しく、チームに貢献している感覚を得られることを嬉しく感じていました。
菅沼
やりがいはなんといっても、銀行ビジネスを自分の仕事が支えている、発展させているということを日々実感できることですね。ユーザーの期待に応えることができたときの達成感が、次のチャレンジのモチベーションになります。
多川
自分の考えが取り入れられて開発された業務システムが、実際に作業負荷の低減につながっているのをみるとやりがいを感じますね。
野田
私が今の仕事で感じるおもしろさは、国内だけでなく海外のユーザー部門やITベンダーなど複数の関係者と信頼関係を築きながら、プロジェクトを進めていることにあります。海外出張の機会もあり、自分の働くフィールドの広がりを感じます。
Q.三菱UFJ銀行のシステム部門で働く魅力は何ですか?
経営戦略をシステム部門が
リードしていく
河野
銀行のビジネスはシステムなくして成立しません。AIやFintechなどの流れもあり、銀行業界は大きな変革を求められています。システム部門は、スピード感をもってシステムサービスを提供しつつ、品質を高く維持する一方で、コスト削減を実現していかなければなりません。それが変化に対応するための当行の機動力に繋がります。
菅沼
確かに銀行ビジネスはすべてがシステムと表裏一体ですから、銀行システム部門は大きな役割と責任を担っていますし、その分、得られる充実感も大きいと思います。
河野
これからも既存のシステムと新技術を組み合わせて、お客さまや行内ユーザーの期待を超えるサービスを提供できるように、システム部門が経営戦略をリードしていくべきだと思っています。
菅沼
経営戦略の実現、障害・災害対策への対応など、あらゆる銀行ビジネスを維持しながら、発展および変革の機動力となるエンジンを提供するのが私たちですね。
河野
金融とITという2つの専門スキルを武器に、大規模なシステム開発プロジェクトを推進することができる点が大きな魅力です。社会的な影響力は極めて大きく、高い品質も要求されていますが、だからこそやりがいがあります。
菅沼
銀行業界の変革が求められる時代において、「世界に選ばれる、信頼のグローバル金融グループ」をめざす当行のシステム部門が向き合うビジネスのフィールドは圧倒的に広く、これからさまざまな挑戦ができると思いますね。
野田
国境を越え国内外のメンバーでチームづくりができることも大きな魅力です。
多川
AIやブロックチェーンなど最先端のIT環境に身を置くこともできますね。しかも私たちが新たにリリースするシステムは、多くのお客さまや社員が利用する社会的なインフラになっていくこともあり、醍醐味を感じます。
Q.これからの目標は何ですか?
システムの力で
銀行の未来を拓く
河野
経営戦略に貢献するシステム企画や大規模プロジェクトのリーダーを務めたいと考えています。新しいプロジェクトが発足するときには私をメンバーとして入れたいと一緒に働く方々に思ってもらえるように、さまざまなスキルを磨いていきたいですね。
野田
私は常に銀行を取り巻く環境に高いアンテナを張りながら、銀行の経営戦略をより高いレベルで実現するためのシステムを企画・開発できるバンカーかつエンジニアでありたいと思っています。
多川
銀行業務にはまだまだ効率化できることが多くあります。自動化や効率化を進め、これまで以上に社員がお客さまに貢献する仕事に注力できるような環境をつくっていきたいと思います。
菅沼
将来は当行全体のIT戦略の立案やシステム部門全体の組織運営を担うような仕事にチャレンジしたいと思っています。当行の未来を拓くための大きな役割を果たすのがシステム部門であり、銀行の未来は私たちが創っていくという自負と責任感を皆が持っている。私もその一員として更に力を発揮していきたいですね。