MUFGxForbes 2020年入行 日本橋中央支店 取引先第五課 安井 太一 次世代の社会を動かすチカラになる。

自分が成長を続けていくことで
次世代の社会を動かすチカラになる。

自分自身の成長を通じて社会の成長に貢献したいとの志で三菱UFJ銀行へ。
ベンチャー企業の担当としてスタートし、
従来の枠に縛られないスピード感での融資を行う。
自分の成長を見守り、背中を押してくれる先輩たちには心から感謝している。

アメフトに学んだ
個人と組織のあり方

中学、高校とサッカーに打ち込みましたが、大学ではアメリカンフットボール部に入りました。サッカーでは物足りなくなったという面もあり、かつ新しいことに挑戦したいという思いもありました。見ての通りアメフトは大変に激しい競技です。大学から始めた私にとっては、練習も大変に厳しいものでした。

安井 太一

大きな挫折となったのが2年生の秋に怪我をしたことです。入院し、練習復帰まで8ヵ月を要した大怪我でした。チームから外れ、選手としての価値発揮ができないという現実に心が折れそうになりました。
そんな私を奮い立たせてくれたのが、コーチの「これからの怪我人の模範になれ」という言葉でした。そこで私は体が動かない代わりに頭を働かせ、戦術への理解を深める訓練をしたのです。

退院後は松葉杖をついてグラウンドの脇に立ち、チームに向けて指導をしました。たとえ先輩であっても、戦術的に間違っていたら遠慮なく指摘する。そんな私の姿を見て、次に怪我をした人も私と同じように振る舞うようになっていきました。逆境を逆手に取ることで大きく成長できた出来事でした。

アメフトというのはオフェンスとディフェンスがはっきりと分かれています。自分以外のポジションの役割が何なのかわかっていなければ連携はうまくいかず、チーム力も上がりません。意思疎通を図って互いの役割を認識することで、初めてチームとして進む方向が一つになるのです。
社会人になって、これは会社の組織そのものだと感じました。一見すると一人ひとりが別のことに取り組んでいるようでいて、実はそれぞれの役割を全うすることが組織としての目標に向かうエネルギーになっている。そして個人が成長することでチーム全体が成長できる。そんな組織運営の本質的なことを、アメフトから教わったと感じています。

安井 太一

大企業を担当できるのは
トップバンクならではの魅力

就職活動に際して私の考えた“軸”は明白で「自分自身が成長できる場があること」「その成長を他者に還元できること」という2点でした。
その結果、志望したのが銀行と不動産会社とコンサルティングファーム。いずれも自分が成長することで人の役に立てることがはっきりしている仕事のように思いました。

銀行に絞ったのは、お金というものの無限の可能性に惹かれたからです。お金を使うことであらゆるモノやサービスを利用でき、それだけ社会の役に立てる手段も広がると感じました。そのために能動的に考えて提案することが求められますから、自分自身の成長も促されると思ったのです。
三菱UFJ銀行に決めたのは、最終的には“人”の魅力でした。多くの銀行の先輩行員や人事担当者にお会いしましたが、最も誠実な印象を受けたのが三菱UFJ銀行だったのです。人柄や価値観も私に近いと感じ、こういう人たちと一緒なら心地よく働けるのではないかと思いました。社会に出て働くとは、人の中で生きるということです。人の中で違和感を抱かずにいられるのは、大切なことだと思いました。

安井 太一

入行前に思い描いていたのは中小企業を担当し、経営者の方々とお話ししながら一緒に成長させていただきたいということでした。ビジネスの最前線で闘っている方と接することで多くの学びが得られるだろうと思い、それをお返しするように、成長に貢献したいと思ったのです。
そうした経験を数多く積むことで、いずれは大企業を担当し、日本の成長にも貢献したいと考えました。日本を牽引する大企業を担当できるのはトップバンクである三菱UFJ銀行だからこそです。この点も当行を選んだ理由となりました。

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「まさかメガバンクから融資が」
とお客さまも驚く

入行後、配属されたのは都心の日本橋中央支店です。最初の半年間は指導担当者のもとで銀行業務の基礎を学びました。具体的には融資の稟議書を書いたり、取引先の格付をしたり。お金を貸すうえでのロジックの組み立てをじっくり学ぶことができました。
熱心な指導をしていただくとともに、私自身も専門書を読みあさったり、資格取得の勉強をしたりと、集中的に学びました。

1年目の10月になり初めてお客さまを担当。最初は1社で、すぐに2社目を任されました。いずれもベンチャー系の企業です。
そのうちの1社は三菱UFJ銀行との取引が初めてで新規口座の開設からスタートしました。これが11月のこと。そして3ヵ月後の2月には初めて融資のお申し込みをいただくことになりました。
社長は20代後半の若さで、とても熱意あふれる方です。会社の成長に向けてフルスロットルで取り組んでおり、私もそのビジョナリーなお話や人柄に触れてこの会社が大好きになりました。先進のテクノロジーを活用したヘルステック系のビジネスということで参入障壁は高く、ブルーオーシャン戦略として早期の成長が期待できます。しかし現実にはベンチャーということで事業はまだ赤字。一般的に考えればメガバンクが融資させていただくことは考えにくい案件です。
しかし私は何としてもこの会社の成長を応援したいと考え、スタートアップを支援する部署「成長産業支援室」の協力も得て、スピード感をもって融資にこぎ着けることができました。社長からは「メガバンクの三菱UFJ銀行からまさか融資が受けられるとは思ってもいなかった。本当にありがとう」との言葉をいただき、お客さまの成長を促す一助になれたことを実感しました。
このお客さまには、企業間取引に利用できるカードレスのコーポレートカード発行のお手伝いをさせていただくなど、さらに成長のお手伝いをさせていただいています。

日本橋中央支店で2年目を迎えた今、担当企業は一気に30社に増えました。印象深いのは1年目に一度は融資をお断りしたベンチャー企業から、再度融資のご相談をいただいたケースです。
資金調達力に乏しいベンチャー企業は、“公的な保証人”である信用保証協会の保証を受けて融資を受けることが一般的です。しかしそれではスピード感のある資金調達ができません。そこで私は課長とも相談して事業の将来性について検討を重ね、早期の黒字化が可能と判断し、信用保証協会の保証なしでの無担保融資にこぎ着けることができました。
ベンチャー企業の成長スピードを支えるにはわれわれにも従来の枠にとらわれないスピード感が求められます。セオリーに縛られない一歩踏み込んだ対応ができました。私自身が“新しいもの好き”のアーリーアダプターであることから、お客さまの事業への理解が早かったことも一助になったのではないかと自負しています。

安井 太一安井 太一

「今のまま真っすぐ進め」
とチカラをもらう

今の私が課題と感じているのは、もっと先を見通す力です。
成長に向かって疾走する企業を支援するには、従来は難しいと思われたことでも挑戦してみることが必要です。ゴールを設定し、その実現に向けたベストのシナリオを描いて自分も走り出す、そんな力を身につけていきたいと考えています。「間違っていてもいいから自分で判断してやってみろ」と背中を押してくれる、MUFGのそんなカルチャーには感謝しています。

嬉しかったのは異動する先輩が私の席に来て「見てる人はちゃんと君を見ているから。今のまま真っすぐ進んで行けば大丈夫。自信を持て」と言ってくれたことです。
コロナ禍の中で入行した世代ですので同期のつながりもオンラインが中心でしたから、正直に言って自分の成長にはなかなか自信を持てないでいました。だからこそ先輩が「今のままでいいんだ」と背中をたたいてくれたことは、本当に嬉しかったです。大きな勇気をもらいました。

私のパーパスは「次世代の社会を動かすチカラになる」です。
入行当初から抱いていた自分の成長を通じて企業の成長に貢献したいという想いに変わりはありません。国内で法人営業経験を積んだ暁には海外赴任や本部での業務を成長機会として、自分ならではの専門性を磨きたいと考えています。
その専門性を強みとして、いずれは大企業を担当し、日本の成長そのものに影響を与え、次世代の社会を動かすような仕事をすることが目標です。

PROFILE
安井 太一 安井 太一
2020年入行
日本橋中央支店 取引先第五課
安井 太一
経済学部卒。学生時代はアメリカンフットボール部で活躍。
企業説明会や社員との面談を通じて企業風土が肌に合うと感じ、
入行を決める。現在、日本橋中央支店でベンチャーを含む中堅企業を担当。