- 仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
- 時には、お客さまから厳しいお叱りを受けることもあります。けれどそれは、人生に関わる大切な提案を私たちが行なっているからこそ。そして、MUFGにご期待いただいているからこそ。数ある銀行の中からMUFGをお選びいただいたことへの感謝を第一に、お客さまの声と向き合いたいと常に思っています。金融のプロとして提案をする立場の私たちですが、お客さまのご指摘から教わること、育てていただくこともたくさんあります。
- 後輩の育成について意識していることはありますか?
- まずは自分をさらけ出します。成功例だけではなく失敗談もたくさん話して、自分の心をしっかり開く。すると、後輩も心を開いてくれます。育児休暇から復帰した直後、できるだけ周囲に迷惑をかけたくなかった私は、一人で仕事を抱え込んでいました。すると、後輩にこう言われました。「そんなに私、頼りないですか」「任せてもらえないほうが悲しいです」。その気持ちはもちろんですが、思うところをまっすぐ伝えてもらえたことが、とても嬉しかったのを覚えています。
- 家庭と仕事の両立について、心がけていることを教えてください。
- 小学生の子どもが2人います。子どもは、母親の変化に敏感です。仕事の悩みを引きずったまま家に帰ると、自分ではそのつもりがなくても「お母さん、いつもと違うね」と言われてハッとすることも。だからこそ、「仕事は仕事」「家は家」、しっかり切り離すよう心がけています。会社では、お客さまとの接し方など基本的な姿勢はそのままに、いかに効率的に仕事を進められるかを意識。それでも間に合わなかった時、快く引き受けて送り出してくれる周囲には感謝しかありません。
- 今後のキャリアビジョンについて教えてください。
- 市場がどんなに変化しても、変わらないもの。それは、「お客さまを思う気持ち」が、私たちには絶対に必要だということです。その気持ちを決して忘れることなく、お客さまの抱えるさまざまな悩みに対して、MUFGの総合力で柔軟に応えていく。そんな基本姿勢を大切にしながら、課長へのステップアップも含めた将来像を描いていきたいと思っています。私の姿が、子育てと仕事の両立をめざす後輩たちの自信につながることを願って。
