育成にもグローバルの連携にも、向き合っていく。
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モデル開発でも、 マネジメントでも、 何が正しいのかを追求する。
※所属・インタビュー内容は取材当時のものです。
大学・大学院時代は数学を専攻し、特に整数の性質に関する研究を行っていました。その中で培われた数理的な能力を活かせることから、就職活動では金融業界に興味を持ちました。特に金融市場の価格形成の合理性と、そこから派生するビジネスの面白さに強く興味を持つようになりました。インターン等に参加し、「何が本質か」「何が正しいのか」といったことを考える方が多い企業カルチャーや価値観に親しみや魅力を感じたことで入行を決めました。入行後は金利スワップなどの金融派生商品のモデル開発を4年ほど経験しました。特にLIBORというかつて業界標準だった金利の廃止に伴い、RFRと呼ばれる新しい金利に置き換えていくプロジェクトに取り組みました。その後、モルガン・スタンレー社とのアライアンス強化、通貨オプションのトレーディングサポートをメインミッションとして、現在まで、通貨オプションのモデル開発を担当しています。
お客さまのビジネス上の 不確定要素をヘッジするソリューションを提供。
現在取り組んでいる仕事は、「通貨オプションのモデル開発」です。輸出、輸入、現地子会社の収支など、外貨建てキャッシュフローが発生する企業の不確定要素(リスク)をヘッジするための商品・ツールを開発しています。例えば、将来的にドル建ての支払いを行う必要のあるお客さまは、将来の為替レートが不確定であることによって財務上のリスクを抱えていることになります。しかし、お客さまが何らかのリスクヘッジを行うことによって、リスクヘッジを行わない場合と比べてその将来的なリスクが軽減される可能性が高まります。このようなリスクヘッジ商品について、よりお客さまのニーズに合致するような商品を開発するため、複雑な数理的手法を用いながら日々業務と向き合っています。トレーダー・セールス・リスク管理といった、実際のビジネスを行っている方々からは、「この商品は、どのようなリスク特性を有しているのか、それを適切に表現できるモデルがあるのか」「その商品を提供する場合に、お客さまや当行にはどの程度のリスクが発生する可能性があるのか」といったことを理論的な背景と具体的な数値を交えながら説明を求められることが多々あります。常に専門家(プロフェッショナル)としての意見が求められますが、社内のステークホルダーが納得し、商品化されたときは、大きなやりがいを感じます。さらに、自分の仕事がお客さまの課題解決につながり、ビジネスの発展につながったときは、経済や市場事業に貢献できた実感と充実感を味わうことができます。
お客さまのために。 何が正しいのかを誠実に考え抜く 風土の中で、成長できる。
入行以来、商品開発の仕事をメインに取り組んできました。初めてこの業務に向き合ったときは「非常に難しい」と感じたことを、今でも鮮明に覚えています。当初の数年間は多くの論文を調べたり、洋書を読み漁ったりなど、とにかく「キャッチアップしよう」とがむしゃらに頑張った時期でした。業務知識が身に付いてきた頃、ユーザーであるトレーダー・セールス・リスク管理といった人たちとのリレーションを深められるようになり、プロジェクトに関わっていく中で、多くの貢献ができるようになったと実感しました。関わるメンバーが多い大規模なプロジェクトでは、課題に直面した際、調査して原因を究明するだけでなく、その解決策まで提案し、全員の同意を得ることができたことは、大規模なプロジェクトを推進していく自信につながりました。逆に小規模プロジェクトの場合には、個々人の業務がサイロ化してしまう危険性もあります。だからこそ、自分の領域外の業務も見渡しながら、プロジェクト全体をリードする必要があることも学びました。
このように様々な機会に触れ、自分自身が成長していくフィールドがMUFGにはあります。お客さまに提供するサービスは、当行の「信頼・信用」そのものであると考えたとき、「何が本質か」「何が正しいのか」を考え抜いてそのサービスを提供するという価値観を持って業務に当たるMUFGの風土が、自分の価値観とも融合し、知識・経験の積み上げとともに、ゆっくりではありますが成長できていることを実感できています。
※サイロ化:部門、システム、データが分断・孤立し、連携が機能せず、穀物貯蔵庫(サイロ)のように縦割り状態に陥ること。業務効率の低下、重複作業、意思決定の遅れといった悪影響が生じる可能性がある。
一人ひとりが最大速度を出せる、 仕組み・環境作りを。
私自身はもともと技術志向が強いと自覚しています。その一方で、組織の一員として技術だけに関わることに疑問も感じています。年次や経験も関係しますが、現在はマネジメントも視野に入れた仕事の仕方が求められていることもあり、チャレンジしていきたいという思いが強くなっています。今後の目標としては、まず自分の技術的なスキルを高めながら、これまでのモデル開発の知見を活かして、行内で使用する市場系システムの開発に取り組みたいと考えています。仕組み・環境作り=組織のあり方を考え、多くの人が高い生産性を達成できる仕組みを実現していくことです。今の仕事の仕組みやそれを取り巻く環境は、一人ひとりが最大速度を出せるようになっていないのではないかと感じることがあります。もちろんそこには、日本人特有のカルチャーや、これまでの歴史や伝統というものがベースにあるのかも知れません。今までの仕組みを否定することなく、自分に出せる「最適解」を考え、答えを出していきたい。MUFGという大きな組織にいることを安心材料とはせず、絶えず社外の情報に敏感に反応し、積極的に社内に還元することで、組織として変化の先頭に立てるような(会社がかわっていけるような)影響力を与えていきたい。そうなれば、組織としてもさらにスピードアップ・レベルアップしていけると信じて、挑戦を続けていきたいと思っています。
美味しいものを食べに行くことと、
体をメンテナンスすること。
実家は酒屋なのにお酒が飲めない私は、休日に美味しいものを食べに行くことが楽しみのひとつです。特に好きなのは魚介類とラーメンですね。そして、体のメンテナンスのためにジムでのランニングも欠かせません。最近はゴルフに興味があり、近々始めてみようかと思案中でもあります。